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胸郭出口症候群

●胸郭出口症候群とは?

 

「胸郭出口」とは、鎖骨と第1肋骨の間にある、すき間のことです。そこには、前斜角筋と中斜角筋(頚椎の横突起から第1肋骨までの筋肉の間、鎖骨と肋骨の間、小胸筋の下を腕神経叢(わんしんけいそう:通常脊髄から出てくる第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成される、神経の束)と鎖骨下動脈が通っています。

上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈は、前斜角筋と中斜角筋の間、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。

胸郭出口症候群は、これら首と胸の間を通る神経が圧迫されて起こる一連の疾患の総称です。

 

胸郭出口症候群の特徴として、首が長く、なで肩で比較的華奢な女性に多くみられるようで、とくに20代にピークがあるそうです。女性の場合には、肩周辺の筋力が弱いので、腕が下に引っ張られ、このことが原因で、神経や血管に圧迫をうけ、症状が出るとされ、これを「牽引型」といいます。

 

 

●分類

 

・頸肋症候群

 

頚肋症候群とは「頚肋骨」が存在することによって、引き起こされる諸症状をひとくくりに示す言葉です。ときに、胸郭出口症候群とは別個の、独立した症状として扱われる事もあります。

頚肋骨とは、本来12対である肋骨に加わるもう1つの肋骨のことです。通常の肋骨は、第7頚椎の次に繋がっている、第1胸椎の関節部分から始まります。しかし、頚肋骨がみられる場合は、第7頚椎、ときには第6頚椎から、もう1本の肋骨が発しており、鎖骨下動脈や静脈、腕部神経叢を圧迫することになる場合があります。

 

・肋鎖症候群

 

鎖骨と第1肋骨との間で、神経や血管が圧迫されているもので、胸郭出口症候群のなかで最も多いのはこのタイプです。症状としては、肩・腕・手・指や背面に痛みやしびれなどが現れます。原因として、重い荷物を背負っていることが多い場合や、仕事で重いものを担いでいることが多い場合で、それにより、鎖骨や第一肋骨の変位・鎖骨や肋骨を骨折した後の、位置異常や変位などが挙げられます。

 

・斜角筋症候群

 

前斜角筋と中斜角筋という、首の筋肉の間で圧迫されるいる状態のことだそうです。症状としては、肩から腕や手にかけての感覚異常・脈拍低下・皮膚温度低下・血圧低下や、手や足の指先の小さな動脈の血流不足が発作的に発生し、「冷感」や「皮膚色の変化」が現れる血行障害などが挙げられます。

 

・過外転症候群(小胸筋症候群)

 

肋骨と鎖骨の間から出てきた神経と血管は、わきの下を通って腕にのびています。わきの下のすぐ直前では、小胸筋が、これらの神経と血管を前のほうから覆っています。腕を横に伸ばし、そのまま上のほうに持ち上げる動作をすると、この小胸筋が引き伸ばされます。この小胸筋が異常に緊張して、胸郭出口症候群がおこるものを、過外転症候群といいます。

塗装業などで、頭より高い場所に腕を伸ばして作業する機会の多い人や、黒板にチョークで書くことの多い教師、主婦で洗濯物を干す作業をする場合に、よくみられることがあります。また、健康な方でも、電車のつり革を長く握っていたりすると、同じような症状がおこることがあります。

 

 

●症状

 

・首、肩のこり

 

単純な肩こりであれば、血行をよくすることで症状は軽減しますが、改善がみられない場合は、ほかの疾患や原因から、症状が引き起こされていることも考えられます。そのひとつに、脊髄からでている血管や神経が圧迫されて、肩こりなどの症状がおこる、胸郭出口症候群があります。

 

・しびれ

 

胸郭出口症候群の場合、圧迫されているのが、神経、動脈、静脈のどれかによって、症状は異なりますが、最もよくみられるのは、「腕から手にかけてのしびれ感」です。日常生活で、つり革につかまる時や、物干しの時のように、腕をあげる動作で肩や腕、または手にしびれが生じてきます。

肘から手首にかけての小指側と手の小指側に沿って、しびれ感やビリビリ感などの感覚障害にくわえ、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの、運動麻痺の症状が現れる場合があります。ち鎖骨下静脈が圧迫されると、手・腕は静脈の血のもどりが悪くなり、青紫色になるそうです。

 

・腕のだるさ

 

日常生活でつり革につかまる時・物干しの時のように、腕をあげる動作で、首や肩のこり感のほかに、腕のだるさも生じてきます。肘をあげてさらに腕をあげると、手の血流が途絶えて血行障害が生じて、掌が白くなっていくようです。このように、腕をあげている動作が長く続くと、腕のしびれ・だるさの症状がはっきりと出てくるケースが多いです。

 

・痛み

 

電車のつり革につかまる時のように肩をあげて後ろに反らす運動や、首を反対側に傾けて、さらに後ろへ反らす運動をする時に、症状が強くなる傾向があります。肘から手首にかけての小指側と手の小指側に沿って、うずくような、ときには刺すような痛み生じるようです。とくに、鎖骨下動脈が圧迫されると、腕や手の血行が悪くなって、腕は白っぽくなり、痛みが生じます。

 

・熱感、冷感

 

神経障害と血流障害により手指・腕のしびれのほかに、熱感や冷感を生じることがあります。血流が悪くなっている場合は、「脈拍が弱まる、手が冷える、指先に潰瘍ができる」などの症状もみられる場合があります。また、自律神経が影響を受け、「頭痛やめまい」などを伴うこともあります。

 

・握力低下

 

肘から手首にかけての小指側と、手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状が現れる場合があります。手指の運動障害や握力低下のあるケースでは、手内筋の萎縮により、手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)が痩せていきます。

 

 

●原因

 

交通事故

スポーツ

事務作業

重たいものを持つ

 

 

●治療法

 

胸郭出口症候群の症状には、鍼灸治療が有効です。

血流改善、神経の圧迫を軽減する治療を行います。

 

 

●セルフケア

 

胸郭出口症候群の場合に問題となることは、筋肉の問題・骨格の問題があります。筋肉性の問題の場合には、首・肩周辺の筋肉の異常な硬さが原因で血管や神経を圧迫し、症状を引き起こすことがあります。

少しでも血液循環を良くし筋肉を柔らかく良い状態にするためにも、温めるようにしてください。温めることで血液循環が良くなり、筋肉が緩んできます。 40℃以上のお風呂に10分間つかることで血液循環が活発になり、体温が1~2℃上昇します。さらにリラックス効果もあります。

また、夏場にはクーラーや扇風機の風に直接当たらないように注意してください。長時間の同一姿勢を避けたり、重いものを持つのも避けるようにしましょう。

 

 

●おすすめのツボ

 

・中府 (ちゅうふ)・・・鎖骨の外側の端にある骨の突起(烏口突起)から指一本分下にある。
小胸筋症候群、腕のしびれ

・気戸 (きこ)・・・鎖骨中央のすぐ下で、第1肋骨との間にある。
肋鎖症候群、腕のしびれ

・欠盆 (けつぼん)・・・乳頭のライン上にあり、鎖骨のすぐ上、大きくへこんでいるところ。
斜角筋症候群、腕のしびれ

 

 

 


 

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