産後骨盤矯正
⚫︎骨盤矯正と産後骨盤矯正の違い
「骨盤矯正」
日常生活のクセによって歪んだ骨盤の上下、左右、回旋や仙骨のズレを治したり、筋肉を緩めて本来の骨盤のあるべき位置に戻すもの。
脚組や急性腰痛、慢性腰痛、さらには婦人科疾患や内臓疾患、スポーツの怪我の後遺症などが歪みの原因となります。
「産後骨盤矯正」
妊娠や出産に伴う骨盤の開きを正す矯正です。
月経前や妊娠から数ヶ月ごろから「リラキシン」という女性ホルモンが分泌します。
出産時の陣痛が始まると、大量のリラキシンが分泌され、骨盤のみならず全身の靭帯が弛緩し、赤ちゃんが産道を通りやすくします。この時、本来逆三角形をしている骨盤が四角形になります。
その結果骨盤が大きくなり、余分な肉がつきやすくなり、体型が変わります。
帝王切開なら骨盤上部が、普通分娩なら骨盤の上部下部両方が広がります。
⚫︎産後骨盤矯正のタイミング
産後1ヶ月は悪露が出るなど、出産の影響が身体に残っています。また、6ヶ月経つと骨盤が閉じ矯正しにくくなるので、産後2ヶ月目から6ヶ月までの間に矯正するのがオススメです。
リラキシンの作用によって骨盤以外の靭帯も緩むので、全身の歪みを治すにもオススメです。
⚫︎症状
骨盤が歪んだ状態で固定されてしまうと以下の症状を引き起こします。
1.血液やリンパのつまり
2.太りやすくなる
3.むくみ、セルライト
4.肩こり、腰痛、頭痛
5.婦人科系のトラブル、更年期への影響
骨盤が歪んだ状態で固定されると、骨盤周囲の筋肉は硬くなり、血液やリンパの流れが悪くなります。
血液やリンパの流れが悪くなると新陳代謝も低下し、脂肪が燃焼できず、太りやすくなってしまいます。
さらに、老廃物が蓄積されることでむくみやセルライト、肩こり、腰痛、頭痛の原因にもなります。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ土台になる部分で、骨盤の歪みは背骨の歪みにもつながり、内臓にも影響を及ぼします。
その結果、婦人科系のトラブルや更年期への影響も大きくなります。
体の不調は連鎖的に様々な症状が引き起こされ、他にも耳鳴り、肌荒れ、目の疲れ、倦怠感、便秘、下痢、胃腸不良、気管支炎、喘息、手足のしびれ、関節痛、冷え性、不眠症、貧血、めまい、肥満、痩せすぎ(過食症・拒食症)、自律神経の乱れなど、多くの症状の原因となることがわかっています。
⚫︎産後骨盤矯正の効果

骨盤を正しい位置に戻すことで、内臓も正常な位置で機能し、疲れにくく、痩せやすい体質に改善することができます。
正常な可動範囲で動くことで、骨盤周りの血行が良くなるので、基礎代謝が上がり、痩せやすい身体になります。
その他にも、血液やリンパの流れが良くなることで肌は明るくなり、代謝が上がることでキメも整います。
当サロンの施術は、もちろん産後の骨盤の歪みにも効果があります。
産後という身体の大きな変化の時期を上手に利用することで、体を整え、体質を改善して産前よりも健康で美しくなることもできます。
⚫︎セルフケア
骨盤底筋はセルフケアで鍛えることが出来るため、尿漏れが無い人も予防対策に骨盤底筋体操を行ないましょう。 1.足を肩幅より大きく広げて立ち、つま先を外側に向ける 2.両膝を曲げてまっすぐ腰を落とし、股関節を開く 3.両脚を内股にしながら膝を内側に曲げ、猫背姿勢になる 4.お尻の穴を締め、子宮が上に上がるようなイメージで骨盤底筋に力を入れる 5.息を吸いながらお尻を軽く突き出すようなイメージで腰を反らす 6.息を吐きながらお尻を引っ込めると同時に、お尻の穴を締めるイメージで骨盤底筋に力を入れ体を丸める