動脈硬化症
●動脈硬化症とは?
動脈硬化症とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまり、詰まったり、硬くなることで弾力性や柔軟性を失った状態をいい、動脈硬化になると、スムーズに血液が流れなくなります。
動脈が弾力性や柔軟性に富んでいれば、心臓や脳などの臓器や筋肉などの組織に必要な酸素や栄養の供給は行なわれます。しかしコレステロールなど血液の脂質が、動脈にたまり、酸素や栄養が不足し、高血圧により常に血管に負担がかかった状態でいると、動脈は弾力性を失い硬く、脆くなります。
動脈硬化が進行すると、日本人の死因の主な原因である心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳卒中、脳梗塞、脳出血など)を引き起こす恐れがあります。
●症状
動脈硬化だとはっきりわかる自覚症状がないため、症状だけで動脈硬化を早期発見することは難しいです。しかし、動脈硬化を放っておくと、心臓病や脳血管障害、閉塞性動脈硬化症など重大な病気を引き起こす恐れがあります。
定期的に病院での検査を行なうことや自宅など定期的に体重を測り、血圧を測るなどして、動脈硬化を早期発見しましょう。
●原因
食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の違いによって大きく影響されることがわかっています。動物性脂肪の多い高カロリー食は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、過酸化脂質を増加させます。それらが血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管が破れたりする原因になります。
・危険因子
高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、高カロリー食、アルコール、加齢、ストレス
●治療
動脈硬化症には、鍼灸治療鍼灸が効果的です。
