不妊鍼灸
-鍼灸を受けるか迷っている方へ-

❧CONTENTS
気になる症状はありませんか?
➢月経不順(生理不順)
正常な月経は25〜32日周期、出血が3〜7日続くもの。月経が稀にしかない稀発月経、まったくない無月経の場合は、排卵が正常に起きていないことが考えられます。また、月経は正常な周期であるのに、実際には排卵していない無排卵月経というケースもあります。月経が遅れがちな方は、一度検査を受けてみてみましょう。
➢月経痛(生理痛)が強い
月経中は、プロスタグランジンというホルモンが分泌されます。子宮を収縮させ経血を体外に排出する働きがあり、この量が多すぎると痛みを感じます。
毎回薬を飲んでいる、仕事を休んだり遅刻することのあるほど痛みが強い場合は、子宮内膜症になっている可能性があります。
➢開腹手術・婦人科の手術の経験がある
腹膜炎や虫垂炎などの手術、卵巣・卵管・子宮など生殖器官の手術を受けたことがある場合、術後、患部に癒着を起こして妊娠の障害になっていることがあります。
➢内科的疾患がある
甲状腺の病気や糖尿病、自己免疫疾患などの疾患があると、受精を妨げ不妊の原因になることがあります。
➢性感染症になったことがある
性感染症を放置すると、子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎などを引き起こし、不妊の原因になります。おりものが異常に多かったり下腹部痛がある場合は婦人科を受診しましょう。
生理痛や生理不順は、気になるけれどそのままにしている女性が多いです。病院に行くほどでもないし・・・と思っていても、そこには子宮内膜症などの病気が隠れているかもしれません。妊娠するには、排卵・受精・着床をはじめとする多くの過程を経なければなりません。その過程のうちどれが欠けても、妊娠することは難しいのです。少しでも不安のある方は、一度婦人科を受診してみることをおすすめします。
鍼灸は妊娠しやすい体を作るための施術ですが、不妊治療においてまず優先すべきは、西洋医学で絶対的な問題点がないかを調べることです。卵管の癒着や子宮内のポリープが着床を妨げている場合などは、西洋医学での治療が優先です。不妊の原因をしっかりと検査した上で、鍼灸との併用をしていきましょう。
よくある質問
1.どんな施術をするのですか?
おもに婦人科系や内臓の不調と関係のあるツボを使った施術を行います。
鍼やお灸、肌に貼るタイプの鍼を使いツボを刺激していきます。
痛みはほとんどない、体に優しい施術方法です。
施術について、くわしくはこちらをご覧ください。
2.病院に通いながら鍼灸を受けても良いのですか?
問題ありません。実際に当サロンにいらっしゃっている患者さまのほとんどが病院と併用されています。病院での不妊治療と鍼灸の併用で体外受精の成功率が上がっているという実績も出ています。不妊治療のどのステップであっても、鍼灸は有効です。
3.鍼は痛いですか?
施術に使用する鍼の太さは、0.1〜0.2mm。注射針よりもずっと細く、刺した時の痛みもほとんどありません。痛みを最小限に抑えるよう、技術力を磨き、鍼の打ち方も工夫していますのでご安心ください。
また、皮膚に刺入しないシールタイプの鍼も使用します。鍼の刺激がどうしても苦手な方でも大丈夫。施術中に貼った円皮鍼は、3日程度貼ったままにしてください。剥がした後はご家庭で捨てられます。
4.お灸は熱いですか?
Biancaで使用するのは、「台座灸」というお灸です。シールのついた台座にもぐさが乗っており、燃える部分が直接皮膚に触れることはありません。熱くなりすぎることがなく、やけどの心配もないため安心して受けていただけます。
5.副作用はないのですか?
東洋医学は、人間の身体にもともと備わっている抵抗力・免疫力を高める治療です。副作用の心配はありません。治療後に眠気やだるさ、ほてり、下痢などが起こることがあります。これは鍼灸治療によって筋肉の凝りが解消されたり、血行が良くなって老廃物が排出される過程で起こる、好転反応です。水分をたくさん摂ってくださいね。
6.生理中でも受けられますか?
生理中はご自身が嫌でなければ、ぜひ受けていただきたいです。生理(月経)は、着床しなかった子宮内膜を排出してリセットする役割があります。内膜が綺麗にはがれ落ちずに子宮内に残ると、さらに着床しづらくなってしまいます。また子宮内膜症や子宮筋腫の原因にもなり得ます。生理中は、次の着床のためにもとても大切な期間なのです。
また、鍼灸は生理痛やPMS症状を抑えるための施術もございますので、ご相談ください。
