美容鍼灸のリスク

- なぜ内出血がおこる? -

鍼を刺すことで、血管を傷つけてしまうことがあります。
通常血管は弾力があり、鍼の太さ・硬さ程度では血管のほうが避けてくれます。
しかし、健康状態が損なわれた血管は弾力性が失われ、傷つくことがあります。
血管が傷つき、漏れ出した血液が皮下組織に留まると内出血にとなります。
内出血には動脈性と静脈性があります。
動脈性の内出血は、鍼を抜くとすぐに腫れてきます。​
施術者がすぐに気づけるため、その場で圧迫するなどの処置を行えます。
静脈性の内出血は、翌日以降に色の変化が現れて内出血に気づくこともあります。
鍼を抜いてから少しずつ出血し痛みもほとんどないため、すぐに気づくことができません。
体質にもよりますが、内出血は1〜3週間で消え、痕が残ることはありません。

- 内出血は悪いもの? -

お顔に内出血ができてしまうと、人の視線が気になったり、気分も落ち込みますね。
しかし、身体にとっては内出血は悪いものではありません。
身体には、ダメージを修復し再生する力(自然治癒力)が備わっています。
内出血が起こった場所でも、皮膚の組織が修復され新しい肌に生まれ変わります。
東洋医学でも瘀血という考えがあり、体内の滞りを流してくれるものと考えられています。
どんなに目立つ内出血でも、1〜3週間で必ず消えます。
ファンデーションやコンシーラーで隠しながら、前向きに付き合っていけると良いですね。

- 内出血になりやすい原因は? -

身体の冷え

冷え性の方は、血液の循環が滞ってしまっています。
そのため、内出血ができると修復に時間がかかり、目立ちやすくなります。

貧血気味

貧血の方は、主に鉄分が不足していると考えられます。
鉄分は血管を健康な状態に保つために重要な栄養素です。
​鉄分不足は血管が損傷しやすい状態になり、内出血が起こりやすくなります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンバランスの変動が大きく、その影響で内出血が起こりやすくなります。
生理中や生理前は、鍼の痛みを感じやすいという方もいらっしゃいます。

持病がある

糖尿病や高血圧などの病気をお持ちの方は、血管が脆いため、損傷しやすいです。
血液を固める力も弱まる傾向にあり、内出血が消えるまでの時間が長くなります。
​血液をサラサラにするお薬を服用している方も同じ傾向があります。

- 内出血になってしまったら -

内出血がみられたら、まず冷やしましょう。
内出血の部位は、炎症し熱を持っているので、冷やして炎症を抑える必要があります。
保冷剤などを、ハンカチで包んで当ててください。

1〜2日で炎症は治まり、その後温めると内出血の治癒スピードも早まります。
何もしなくても1~3週間程度で消えますので、ご安心ください。


​内出血を100%避けることはできませんが、リスクを下げるための工夫をしています。
鍼の刺し方や抜き方、深さなど、日々の鍛錬によって技術を習得し施術にあたります。
不安や心配なことがございましたら、施術中でもお気軽にお声をかけてください。
また帰宅してから気づいた変化等でも、お電話やメールにでご相談いただけます。
お気軽にご連絡ください。