名里裟羅 (なざと さら)
マタニティケア鍼灸師
レディース予防医学指導士
むくみ
妊婦さんのおよそ8割が経験するむくみ。
特にお腹が大きくってくる妊娠後期に感じる方が多いです。
病的なものではないため、出産後には自然と元に戻っていくと言われています。
しかし、ひどい方では痛みが出てくる方も...。
セルフケアや病院、鍼灸院で相談するのもオススメです◎
運動不足
足の循環が悪くなりむくみやすくなります。
マッサージや鍼でむくんでいるところを刺激したり、お水の流れを良くするツボを刺激してむくみの改善を促します。
体重の増加を防ぐためにもストレッチやヨガ、お散歩など、軽い運動をしましょう。
水分不足
妊娠中は通常よりも水分をしっかり摂らないといけません。
通常の1.5倍の量が必要です。2リットル以上が理想と言われています。
日中、水分摂取が足りていないと、脱水状態にならないために体の中に水分を溜め込んでしまいます。
むくみを解消するためには、充分な量の水分摂取が必要です!
お腹の中の赤ちゃんを包んでいる羊水がキレイでいるためにもお水を飲んで、古いお水は体の外に出しましょう。
動脈の圧迫
妊娠中は血液の量が増えて、妊娠していないときに比べると体の中に水分が多い状態です。
お腹が大きくなってくると、血管やリンパを圧迫してしまい血流を悪くしてむくみやすくなってきます。
特に、仰向けの姿勢だと直接お腹で血管を圧迫してしまいます。
横向き(シムスの体勢)がおすすめです。
ストレス
ストレスを感じるとストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールが増えると細胞と細胞をつなぐ部分の力が弱くなり、その部分に水分が漏れ出てむくんでしまいます。
水分の排泄がうまくできなくなっている状態です。
ストレスを抑えるホルモンの手助けをするツボを使い、慢性的なストレスを取り除いていきます。
マッサージや鍼で心地よい刺激をしていくとストレス耐性に効果があるオキシトシンの分泌を促すことが可能です。
自分なりのストレス解消法を見つけるのも、とても有効的です!